『ホーソン効果』について

皆様、お疲れ様です。

カウンセラー鑑定士の諒です。

 

春らしい気候となってきた今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

さて今日から日常で役立ちそうな色々な心理効果についてご紹介していきます。

 

『ホーソン効果』

 

友人数人が集まって旅行を計画しています。

まずは幹事を決めたいところですが、あなたをはじめ、メンバーのほとんどが仕事が忙しい状況で、時間がとれそうなのはお調子者で面倒くさがり屋のB君だけです。

そんなB君にうまいこと幹事役を引き受けさせるのに適した方法とは?

 

例えば2パターンあります。

①「お前にしかできない」と特別扱いをして頼む

②「簡単なことだから」と言って頼む

 

ホーソン効果とは他人から注目されたり、特別扱いされることで生産性が上がる効果のことです。この効果を調査するための実験がアメリカのシカゴ近郊の工場で行われたことから、その工場の名がつけられました。

 

今回の場合、そんなホーソン効果の観点からいくと①の方がいいです。

人は特別扱いされると自己顕示欲求が満たされます。

特に調子に乗りやすいタイプの人は普段から「自分は他人から認められていない」と感じていることが実は多いので、特別扱いされることで快感が大きくなり、頼み事を聞いてくれることが多くなります。

 

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

 

 

それでは、ごきげんよ~!

『夢からわかる自分の心』について

皆様、お疲れ様です。

カウンセラー鑑定士の諒です。

 

3月も半ばを過ぎ、春の陽気を少しずつ感じ始めている今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

さて、今日は『夢からわかる自分の心』についてご紹介していきます。

 

私たちは日々、実はさまざまな夢を見ています。

「目覚めたくなかった」という幸せな夢もあれば、「もう二度と見たくない」と思うようなイヤな夢もあるでしょう。目覚めたときに覚えていなくても、平均して4~5個の夢を見ているそうです。夢は一見すると非論理的でまとまりのないイメージの連続のように思われますが、今まで見聞きしてきたことについての記憶の整理作業ともいわれています。

睡眠には、大脳が働いたままの浅い眠り(レム睡眠)と、大脳も休息する深い眠り(ノンレム睡眠)があります。このふたつが約90分間隔で繰り返されることや、夢を見るのは主にレム睡眠中であることがわかっています。

心理学では、現実ではかなえられない願望や、強く望んでいることを実行している夢を「補償夢」と言います。大好きな俳優とデートする、イヤな相手をののしるなど、夢の中で願望を実現することで、心を浄化していると考えられます。

一方、イヤなことを恐れていることが起こる夢を、「逆補償夢」と言います。

大切な人との関係が壊れる夢は、それを恐れているからこそ見るのです。こうした逆補償夢は、現実をよりプラスに受け入れ、幸せを確認するためや、恐れている事態に備える(この要素が予知夢につながる)ために見るとされています。

現実と夢は、補完関係にあると言われます。

幸せないい夢(補償夢)をよく見る人は、心に満たされない欲求を抱えており、望ましくない夢(逆補償夢)をよく見る人は、いまの生活や自分自身に満足していることを意味します。いずれにしても、夢は精神のバランスと保とうとする作用があり心を浄化してくれます。

 

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

 

それでは、ごきげんよ~!

『好かれる人になるには』について

皆様、お疲れ様です。

カウンセラー鑑定士の諒です。

 

2月に入り、さらなる寒さが到来している今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか。

 

さて、今日は『好かれる人になるには』ということをご紹介していきます。

 

 

心理学では、ある人の存在や価値を認めるための言動や働きなどの人から人への行為全般のことを「ストローク」と言います。このうち、「ほめる」「なでる」「笑顔を向ける」など、ポジティブな言葉や行為を「プラス」のストローク、「けなす」「怒る」「たたく」など、相手の気持ちをネガティブにさせる行為を「マイナス」のストロークと言います。

また、ストロークは「無条件」と「条件つき」に分けることもできます。

「あなたがいるだけで幸せ」「あなたのすべてが好き」というような、いっさいの条件のないものが、無条件のプラスのストロークです。「仕事ができるあなたが好き」などは、条件つきのプラスのストロークです。

人は、安らぎを与えてくれる相手を好きになり、いっしょにいたいと思うものです。こうした人は、相手に「無条件のプラスのストローク」を投げかけることができる人です。

存在自体を肯定されることは、何よりもうれしいことでしょう。

しかし、これは簡単にはできません。自分自身に余裕がなければ、他人を包み込むことなど至難(しなん)の業(わざ)です。

少なくとも、大切な人に「条件つき」のプラスのストロークばかりを与えていないか、一度振り返ってみてください。

特に言うことを聞かないお子さんに対して、親は条件付きストロークをふるまいがちですが、「生まれてきてくれて、ありがとう」「元気でいるだけでうれしいよ」などの無条件のストロークである言葉をかけながら親がお子さんをハグをするだけでもお子さんにとっては、嬉しくなり、言うことを聞く傾向がでてくると言われています。

一方、マイナスのストロークと言われているのが、無条件の場合が例えば、「あんたなんかサイテー」「とにかくイヤ!」など人格否定的な言葉、条件つきの場合が例えば、「遅刻するなんてだらしない」「買ってくれなきゃ嫌い!」など何らかの理由で嫌ったりする言葉です。

また、要注意事項として、「私のどこが好き?」と相手に聞くことは、別れのリスクを高めます。これは「好き」という気持ちにわざわざ「条件」をつけさせる行為です。

たとえば、経営者を夫に持つ専業主婦がいます。今のコロナウィルスの流行の影響により経営がうまくいかなくなり経営者である夫がいきなり借金を背負い、生活が苦しくなると専業主婦である奥さんはすぐに離婚を考えるようになるケースが多いと聞きます。

その専業主婦の気持ちもわからなくはないですが、明らかに経営者の夫との結婚において「一般的な男性よりお金を稼いでいる」という「条件」を重視していると言えます。

「なにがあっても夫の味方」など無条件のことを重視して奥さんが結婚してたとしたら、たとえ経営者である夫が窮地に立たされたとしても、「私も生活費のお金を稼ぐために働きに出よう」など、なにかしら協力しようと思い、離婚をすぐに考えようとしないはずです。

 

そして、実は最もつらいのは、ストロークがないことです。

ストロークは「心の栄養」とも言われています。

人間にとって、「孤独」や「無視」されるなど、ストロークがないことは何よりつらいものです。このようなとき、私たちは注目されるためにマイナスのストロークでもいいので得たくなります。要は「質(たち)の悪いかまってちゃん」になってしまいます。

好きな子をいじめるなどは、このような例の一つとも考えられます。

 

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

 

それでは、ごきげんよ~!

『幸せになれる考え方とは』について

皆様、新年あけましておめでとうございます!

カウンセラー鑑定士の諒です。

今年もよろしくお願いします。

 

 

 

さて、今日は『幸せになれる考え方とは』についてご紹介します。

 

心理学では、幸福感に関して2つの説があります。

そのひとつが「ボトムアップ説」です。

これは、プラスの出来事の総数が幸福感を決めるというものです。「〇〇があったら幸せ」というような考え方のことです。

たとえば、

「転職できれば、幸せになれるのに」

「あんな彼氏がいれば幸せだろうに」

「こんな部屋が狭くなければ、快適なのに」

実のところ、この不足ばかりとなる考え方にはキリがないので、いつまでたっても大きな幸福感を感じにくくなります。

そして、もうひとつが「トップダウン説」です。

これは、出来事そのものよりも、個人の性格や考え方が幸福感を決めるというものであり、現在、有力だと考えられているのは、こちらの説です。

つまり、幸せを感じることができるかどうかというのは、出来事にもよりますが、とらえ方次第だということです。

たとえば、

「職場の人間関係がつらい。でも仕事はやりがいがある」

「彼氏ができない。でも友達はいてくれる」

「部屋は狭い。でも家賃が安くて助かる」

どのような状況においても、プラスの面に目を向ければ、幸せを感じやすくなります。

 

大切なのは、「考え方を変える」柔軟性を持つことです。

占いで占ってみても、よいことばかり起こるとは限りません。ただ、悪いことがあっても、その中から少しでもプラスの要素を見つけ出すことができれば、今よりも幸せになれる世界線(未来)を見つけられるかもしれません。そのお手伝いをするのが占い師による占いとも言えます。

心理学者ディーナーの調査によると、「自分は幸せだ」と感じている人は、平均9.4年も長生きできるという結果がでているようです。どのような気持ちで過ごすかは、寿命や成功を大きく左右するとも言えそうです。

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

 

それでは、ごきげんよ~!

『ポジティブになるには』について

皆さま、お疲れ様です。

カウンセラー鑑定士の諒です。

 

今年も終わりに近づき、寒さも増してきた今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

今日は『ポジティブになるには』についてご紹介していきます。

 

ポジティブになるには、まず言葉の使い方に気を付けてみましょう。

心理学では、簡単な「言い換え」で、人に与える印象を大きく変えられることがわかっています。これはもちろん、自分自身の意識を変えることにもつながります。ここでは、ポイントを2つご紹介します。

1つ目は「否定形」をなるべく使わないことです。

自分自身をネガティブにとらえている人ほど、「ない」という言い方をよく使うことがわかっています。

否定形は、自分の意識だけでなく、相手の意識にもネガティブな気持ちを呼び起こします。「嫌じゃない」ではなく「好き」、「少ししかない」ではなく「少しならある」などと、「肯定形」で表現してみましょう。

具体例を下記に挙げてみます。

(否定形)→(肯定形)

あと3日しかない。→まだ3日もある!

わからなくはないよ。→少しはわかるよ!

この仕事、私には向いてないかも。→私に向いている仕事はほかにある!

2つ目は、「能動形」を使って表現することです。

心理学的には、「受身形」の言葉はあまりいい印象を与えないとされています。同じ内容を「能動形」で言い換えると、イメージは随分変わってきます。

具体例を下記に挙げてみます。

(受身形)→(能動形)

私は嫌われている。→私を嫌っている人はいる。

好きな人に振られた。→好きな人の気持ちを尊重して別れた。

契約を解除された。→契約は白紙に戻った。

 

このような言い換えをキッカケにして、物事をポジティブにとらえるように習慣づけるといいと思います。

ちなみに、誰かを叱るときなども、できるだけ「否定形」は避けたいものです。

「なんでできないの!」ではなく、「次からは気をつけようね」と、「未来の肯定形」にしてみましょう。

 

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

 

今回のブログで今年最終回となります。

今年も皆様にはお世話になりました。

 

それでは、よいお年をお迎えください。

『他人に厳しくなること』について

お疲れ様です。

カウンセラー鑑定士の諒です。

 

12月に入り、冬到来のごとく寒くなってきた今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

今日は『他人に厳しくなること』についてご紹介します。

 

人は、誰かの行動を見たときに、その行動の理由を、その人の置かれた状況のせいではなく、「性格や能力のせい」と考える傾向があります。

たとえば、「A君はあわてものなので、携帯をなくす」「Bさんは怒りっぽい性格だから、いつもイライラしている」といった具合です。そこには、「状況や何らかの理由によって仕方なく」という可能性がありません。

さらに、いったん「怒りっぽい性格だ」と思い込んでしまうと、それ以外の事実に目を向けないことも多くあります。人間関係がギスギスする原因は、こうした思考にある場合も少なくありません。

このような思い込みを防ぐために、心理学者シコッティは「相手の立場をイメージすることが大事」と述べています。「自分が同じ状況に置かれたらどうするだろう」と、イメージすることをすすめています。

おもしろいもので、人は自分のことになると、思考が全く逆になる傾向が見られます。

「忙しくて携帯まで気がまわらず、なくしてしまった」「上司の指摘が細すぎるので、イライラした」などと、自分とは関係のない原因が結果を招いたと考えるのです。

心理学者ニスベットは、こうした傾向を「行為者―観察者バイアス」とよびました。

 

実は近くて深い関係ほど、相手の行動を「性格のせい」だと考えがちになります。

少し距離を置くと、相手の状況を理解できるかもしれません。

 

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

 

それでは、ごきげんよ~!

 

 

 

 

『なぜ、怒ってしまうのか』について

みなさま、お疲れ様です。   

カウンセラー鑑定士の諒です。     

 

もう11月も中旬となり、寒さも一層、増してきた今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

さて、今日は『なぜ怒ってしまうのか』ということについてご紹介します。

 

怒りには、原因となる感情が隠れています。

自分では意識していない場合でも、「出来事→ある感情→怒り」のように、何らかの感情が先にわいているのです。

なぜ、怒りがわいてくるのかというと、自分の期待どおりにならないからです。

相手が待ち合わせに遅れてきて腹が立つのも、「自分は大事にされているはず」「だから約束は守ってくれるはず」「もうすぐ会えるはず」という期待や思いがあればこそです。

それなのに相手がなかなか現れないと、「私は大切にされていないのでは?」「会えなくてさみしい」「いっしょにいる時間が減ってしまう」「もしかして何かあったのでは?」など、不安やさみしさ、落胆、驚きなどの感情がわいてきます。

しかし、こうした感情は不快なものであるため、それらから逃れるために「怒り」に変えてしまいます。

怒りの度合いは、不快な感情の強さ、つまり期待の大きさに比例します。

怒りの根本にあるのは、思いどおりにならなくて「困ったな」という気持ちです。どんなに怒っても、本当の気持ちが伝わるわけではありません。

怒りに隠れた本当の感情(思い)と向き合って、それを素直に伝える方が、相手の心には響くでしょう。

たとえば、待ち合わせに遅れてきた相手に対して、「遅い!」と怒りをぶつけるだけよりも、「どうしてたの?心配したよ」や、「もっと早く来てくれると思ってたのに。」と素直に思っていたことを伝えるほうがいいということです。

また、怒りっぽい人は、まわりに対する期待が大きすぎるのかもしれません。

過剰な期待は、じつは余裕のなさの裏返しです。「~べき」と考えがちな人は要注意です。

 

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

 

それでは、ごきげんよ~!

『ダイエットで挫折してばかりの人』について

みなさま、お疲れ様です。  

カウンセラー鑑定士の諒です。     

 

コロナの感染者数は全国的に一気に低下し、終息にだんだんと近づいてきている様子の今日このごろでも油断できないですが、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

さて、今日は『ダイエットで挫折してばかりの人』についてご紹介します。

 

太っている人や、食べ過ぎてしまう人ほど、「外発反応性」が高いと言われています。

これは、外からの情報に欲求が左右されやすい、まわりに影響を受けやすいということです。

ホテルバイキングで食べ過ぎたり、お菓子のCMを見ると欲しくなったりする、いわゆる流されやすいタイプは、外発反応性が高い人です。食べ物に限らず、テレビショッピングにハマりやすい人も同様です。

さらにもうひとつ、食べ過ぎ傾向の人に当てはまりがちなのが、「報酬不全症候群」です。「報酬不全症候群」とは報酬を手にしても、どこか満たされない感覚がある状態をあらわす言葉です。「報酬」にあたるものは、食べ物、金銭、異性、社会的地位など、さまざまです。

あなたは、①殻つきのピーナッツと、②すぐ食べられるピーナッツなら、どちらを選びますか?もしくは、①自炊するほうですか? ②コンビニ弁当など、手軽なものですませるほうですか?

どちらの質問も、②を選んだ人は要注意です。遺伝学者カミングスの行った実験によると、簡単に食べられるものを好む人は太りやすいことがわかっています。

このように「報酬」への快感が薄くなり、結果的に過食や依存に走ってしまう状態を、彼は「報酬不全症候群」と呼びました。

そして、簡単に食べ物が手に入る現代において、4人に1人が報酬不全症候群の状態にあると言われています。簡単に手に入るがゆえ、満足感に乏しく、たくさん食べないと満たされないのです。

ただ人は、何かを得るときに、苦労すればするほど満足感が高くなるようにできています。労力を惜しまず、食べるまでの過程を楽しめる人は、太りにくいのです。

つまりは「よく噛む」という行為が食べるのに苦労する過程とも言え、噛むことによって脳内の満腹中枢が刺激され、少量でも満腹感を得られやすくなり、食べ過ぎを防ぐことができます。

 

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

 

それでは、皆様ごきげんよ~!

『「生理的にイヤ」になる理由』について

みなさま、お疲れ様です。  

カウンセラー鑑定士の諒です。

 

秋の夜長の9月も、もう終わりに近づき、コロナの感染者数が減ってきてこのまま終息してくれたらと思う今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

さて、今日は『「生理的にイヤ」になる理由』についてご紹介していきます。

 

「生理的にイヤ」という言葉は、男性よりも女性からよく聞かれます。

男性は理性的に物事をとらえがちですが、女性は感情的になりがちです。見た目の印象で「絶対NG!」の烙印を押してしまうことも多く、そうなると、断固拒否する傾向があります。

また、どこがどう嫌なのか説明するのは難しいけれど、とにかくイヤ、という気持ちの裏には、次のような心理が隠れていることもあります。

心理学者ユングは、社会生活のなかで、人前に見せている自分を「ペルソナ」、自分の心の奥底にあるもうひとりの自分を「シャドウ」と名づけています。心理学では、相手の行動や性格に、自分の「シャドウ」を感じ取ったとき、「なんだかイヤだな…」と過剰反応してしまうという説もあります。

つまり、生理的にイヤだと思う相手は、基本的に自分と共通する部分をもっているということです。 そして、自分がふだんはおさえつけている短所部分が「シャドウ」の面に占めていることが多く、その短所部分を表に出している人を生理的にイヤだと思ってしまうことのようです。

女性がイヤがる「生理的にムリ!」な男性のよくあるタイプを挙げてみましょう。

とにかく不潔→シャツが汚い、汗臭い、髪がフケだらけなど。

酒ぐせが悪い→酔うと態度が横柄になるなど。

しまりのない顔→何事もないのにニヤニヤしている、笑顔がさわやかでないなど。

いつもオドオドしている→オドオドして視線が定まらない、自信のないオーラが出ているなど。

生理的嫌悪感を抱いているとき、もしかしたらあなたの中で、他人に見せる自分(ペルソナ)と無意識のなかにある負の自分(シャドウ)が対立しているのかもしれません。

 

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

 

それでは、皆様ごきげんよ~!

  

 

 

『ささいなことで傷つく人』について

みなさま、お疲れ様です。  

カウンセラー鑑定士の諒です。     

 

8月ももう、半ばとなりましたが、まだまだコロナの猛威が収まらない中、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

さて、今日は『ささいなことで傷つく人』についてご紹介していきます。

 

ちょっとしたことでショックを受けたり、傷ついた気持ちを長く引きずったりしてしまう人は、自己評価が低い傾向にあると言えます。

自己評価というのは、文字どおり自分で自分を評価することです。

自己評価が高ければ、何事にも自信をもって積極的に取り組めますが、自己評価が低い人は、物事に消極的になりがちです。

人生を楽しむためにも、自己評価は高いほうがいいでしょう。

また、自己評価の高い人は自分をよく評価する人を好み、自己評価の低い人は自分を悪く評価する人を好む傾向もあります。これは「認知的斉合性(にんちてきせいごうせい)理論」とよばれる理論です。つまり、自己評価が低い人は、ほめ言葉を素直に喜べなかったり、自分を悪く言う人に対して安心感を覚えたりするということです。これでは「自分はダメだ」という気持ちがどんどん強まる可能性もあります。

自己評価が低い人の特徴は主に4つあります。

A=男性B=女性

①自分を悪く言われると安心する。

A「キミって、すばらしいね」B「本当の私を知らないんだ…」

A「キミって、ダメだね」B「私のこと、わかってくれてる…」

②物事に消極的。

素敵な男性に出会ったり、入りたい会社、やりたいことがあったとしても、「私には無理…」とすぐに諦めようとしてします。

③嫉妬心をもちやすい。

恋愛では、相手が自分をずっと好きでいてくれると思いにくく、嫉妬しやすい。

B「ねえ、あの子とよく話してるけど、私のこと嫌いになった?」

A「いきなり、なにを言い出すの?」

④まわりの顔色をうかがいすぎる。

誰かひとりによくない反応をされただけで、みんなから嫌われたように感じることも。

 

このスパイラルから抜け出すには、ほめ言葉を素直に喜ぶなど、ほんの少しずつでも、物事をプラスに受け止める努力をすることが大切です。

そして、このプラスに受け止める努力を自然にできるようになる方法として、趣味や特技などを身に付けるという方法があります。ここで取り組む趣味や特技は、絵を描くことや楽器演奏、テニスなど身につく技術的なモノの方がいいです。このような趣味や特技に取り組むことは「小さな成功」を積み重ねることとなり、自分に自信がつくことにつながります。自分に自信がつくと、自然と物事をプラスに受け止められるようになってきます。

また、自己評価が低い傾向のある人に対しては、最初のアプローチとして何度も繰り返し、相手に関するいいところ、つまり「プラスの情報」を伝えましょう。そして、色々とアプローチしても自己評価が低い傾向が続くようなら、その人の生育歴に自己評価が低くなるキッカケがあった可能性が高いので、時間はかかりますが、その人の生育歴を探っていく必要が出てきます。

 

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

 

それでは、皆様ごきげんよう!

『頼みごと、交渉に役立つ説得法』について2

みなさま、お疲れ様です。   

カウンセラー鑑定士の諒です。    

 

まだまだコロナの猛威は衰えを知らない今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

さて、今日も続編として、あなたの運命を切り開くキッカケとなる行動の1つである『頼みごと・交渉に役立つ説得法』について色々とご紹介していきます。

 

『イーブン・ア・ペニー・テクニック』

心理的ハードルを極端に下げて相手に依頼することを「イーブン・ア・ペニー・テクニック」といいます。

「弊社の商品をおすすめさせてください」と伝えるのではなく、「弊社の商品について、1分だけお話させてください」と言ったほうが、話を聞いてくれる人が増えます。そして、たいていは1分以上たってもイヤな顔をされません。営業でよく使われる心理テクニックです。

 

『片面提示』と『両面提示』

メリットだけを強調することを「片面提示」、メリットとデメリットの両方を伝えることを「両面提示」といいます。

相手が対象とする事柄についての知識をあまりもっていない場合、片面提示が効果的ですが、あとでデメリットを知ると、それがクレームにつながることもあります。一般的には、両面提示にしたほうが相手から信頼されるため、説得効果が高くなります。

「片面提示」の事例

「この掃除機は吸引力が強みです!」

「両面提示」の事例

「この掃除機は吸引力はすごいですが、大きな音がします。」

「この掃除機は大きな音がしますが、吸引力はすごいです!」

ただ場面によっては、デメリットとメリットどちらを先に言ったほうが効果的なのかを考える必要はあります。

 

『ザッツ・ノット・オール・テクニック』

「おまけ商法」ともよばれる「ザッツ・ノット・オール・テクニック」です。

おまけをつけることで、心理的な「お得感」を演出します。おまけは、あとから紹介するほうが効果的です。テレビショッピングや実演販売などでよく使われる手法です。

(事例)

「このバッグをお買い上げの方には、ポーチもカードケースもおつけします!」

 

『ランチョン・テクニック』

飲食をしながら相手と交渉する手法が「ランチョン・テクニック」です。

美味しい食事や楽しい時間は、話の内容をポジティブに受け止めさせる効果があります。政治家や営業マンなど、交渉ごとがカギとなる職業の人は、会食の機会を大切にしているものです。

 

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

 

それでは、皆様ごきげんよう!

『頼みごと、交渉に役立つ説得法』について

みなさま、お疲れ様です。   

カウンセラー鑑定士の諒です。     

 

コロナ蔓延の大変な最中で、夏の暑さの兆しを感じさせる気候になってきた6月の中旬ですが、いかがお過ごしでしょうか。

 

さて、今日は運命を切り開くキッカケとなる行動の1つである『頼みごと、交渉に役立つ説得法』について色々とご紹介します。

 

 

『フット・イン・ザ・ドア』

小さな要求から大きな要求へ発展させる方法を言います。

人は、最初に小さな要求に応じてしまうと、そのあとの要求についても断りづらくなります。逆に最初に大きな要求を提示し、相手に断られたら、それよりも小さな要求を提示する方法を『ドア・イン・ザ・フェイス』と言います。

『フット・イン・ザ・ドア』の事例

A「これを10部コピーしてもらえる?」

B「いいですよ」

A「じゃあ、ついでに、別のこの資料も20部お願い! それぞれ表紙もつけてね」

B「…いいですよ」

 

『ドア・イン・ザ・フェイス』の事例

A「会議の書類を3日以内にそろえてほしい」

B「それは難しいですね」

A「それじゃあ、1週間あればどう?」

B「それなら、大丈夫です」

 

 

『ロー・ボール・テクニック』

まず好条件を出してOKをもらってから、不利な条件をつけ加えるのが「ロー・ボール・テクニック」です。不利な条件があることがあとでわかっても、一度OKした手前、たいていは断りづらくなるものです。ただし、あとで付け加えられる不利な条件があまりにもデメリットが大きい場合や頻繁に、この方法を使うと、断られたり、信頼されなくなったりするので要注意です。

 

A「このパソコン、格安で買ってくれない?」

B「いいよ」

A「よかった! 専用のバッテリーが必要で高いんだけど、大丈夫?」

B「……大丈夫…」

 

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

 

それでは、皆様ごきげんよう!