恋愛シリーズ①『第一印象が明暗を分ける』
皆様、お疲れ様です。
カウンセラー鑑定士の諒です。
もう7月も終わりに近づき夏真っ盛りという今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今は夏真っ盛りで恋愛も盛り上がる時期でもありますので、今日から恋愛に関する心理についてシリーズ化してお伝えしていきたいと思います。
今日のお題は恋愛シリーズ①『第一印象が明暗を分ける』です。
学校でも職場でも、もちろんその他のお付き合い、特に恋愛においても、よい人間関係を築くためには、初めて会う場面での印象がやはり重要です。
実はテレビでの恋愛ドラマにあるような最初の印象が悪いがだんだん良くなるケースは非常に稀(まれ)なことでめったにありません。
基本的に、人は最初に与えられた印象に強く影響される傾向があり、これを「初頭効果」と呼んでいます。第一印象のインパクトは強く、その人のイメージを後々まで左右します。
印象が作られる過程のことを心理学では「スリーセット理論」といいます。
スリーセット理論と呼ばれる理由は、相手に対する印象が、第一印象をベースとして3回会うあいだに決まるとされているからです。相手になんらかの印象を抱くと、それをふまえて相手を見るようになるため、印象が固定化しやすくなります。つまり、印象が一度固定化されるとそう簡単には覆(くつがえ)りません。
たとえば、初対面で暴走族にいるような風貌をしているとその印象が強すぎるため、後日、目の前でその風貌の人が印象のよい親切な行動をしたとしても「他の場面ではどうなのかな?」とすぐに疑ってしまうわけです。
「スリーセット理論」と言われる印象がつくられるまでの過程は以下となります。
①第一印象の形成→外見、しぐさ、表情、話す内容などから、「ほがらかでいい人そう」「ちょっと暗い感じ」などまず第一印象が決まります。
②印象の再判定→次に会った時に、印象を再判定します。ただし、第一印象というフィルターを通して相手を見ています。
③印象の再確認→また会った時に、これまでの印象を再確認し固定化します。「やっぱり、いい人だな」「やはり暗いし頑固だし、苦手だな」など。以後は印象をくつがえすのは難しくなります。
印象は、相互作用によってつくられます。
たとえば、相手に対して「いい人そうだ」という好印象を抱けば、相手に対する警戒心が薄れ、リラックスして接することができます。すると、相手もあなたに対して好印象を抱き、よい反応を返すでしょう。結果的に、相手を「やっぱりいい人」だと認識します。
つまり、どちらかが近寄りがたい外見をしていたり、よくない態度をとったりすると、互いに「よい印象」をもちづらくなります。悪印象の相手によい反応はやはりしづらいのです。
ちなみに、「初頭効果」に対し、判断の直前に提示された情報が強く影響する印象のことを「親近効果」という言葉があります。
たとえば、楽しいデートだったのに別れ際、相手が不機嫌だと、後味が悪く感じますよね。つまり、最初も最後も大切です。
さて、いかがでしたでしょうか。
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