『共感と仮定法』について=諒

みなさま、お疲れ様です。

カウンセラー鑑定士の諒です。

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月ももう終盤となって初夏の暑さを感じる今日このごろですが、いかがおすごしでしょうか。

 

さて、今日も日常場面で役立ちそうな心理効果・行動の仕方をご紹介していきます。

     

『共感と仮定法』について

 

あなたに「相手の秘密を聞き出したい」と思う時があったとしましょう。

そんなとき、相手に気持ちよくしゃべらせると、「口を滑らせる」という言葉があるように、話が

(きょう)

に乗ってきて、つい言わなくてもいいようなことまで、しゃべってしまうことがあります。

ただ、相手の秘密を聞き出そうと思ったら、それなりのテクニックを使わなければいけません。そこで「

共感

」という会話法を用いるわけです。

「どうなったんですか、その後?」「わかるなー、それ!」「驚きですよね、そんなことされたら!」といった具合に、大げさに感動したような相槌を打ってみます。

聞き手がこんな態度を取ることで、相手は自分の話に自信をもち、サービス精神を発揮して、調子に乗ってなんでも話しそうな態勢になりますが、核心に迫ると「それは言えないねえ」と冷静さを取り戻してしまう人もいます。そこでもう

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つのテクニックを合わせ技で駆使するのです。

それが「たとえばの話でいいんですよ」と水を向けるやり方です。

この話し方を「

仮定法

」と言います。

たとえば、「A社の担当者とB社の担当者の間にある

確執(かくしつ)

ってなんですか?」と尋ねたとしましょう。ところが「それは言えないよ」という返事をされました。そこで、「たとえばでいいんですよ。女性問題とか、過去に大げんかしたとか

…」と水を向けるのです。

すると「たとえば、ねえ

…たしか女性問題で

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めてた話はきいたことがあるな。」と話だしました。

相手は仮定の話のつもりでいますが、じつはまさに核心に迫る秘密をペラペラと話してしまっているのです。

 

以上のように、相手から秘密の話を聞き出すには倒置法を使った会話術で相手をしゃべる気満々にさせておき、仮定の話の連続で具体的なポイントを聞き出してしまうということなのです。

     

さて、いかがでしたでしょうか。

 

それでは、ぴかれすくでお待ちしております。