『頼みごとをするときのコツ』について
皆様、お疲れ様です。
カウンセラー鑑定士の諒です。
6月になっても大阪での緊急事態宣言が続くと見込まれ、コロナの脅威はまだまだ衰えを知らない今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今日は『頼みごとをするときのコツ』についてご紹介していきます。
ときには、多少の無理を言っても、相手に頼みごとを引き受けてほしいこともあるでしょう。そんなときは、「ドア・イン・ザ・フェイス」を試してみませんか?
これは、まず現実的ではない大きな要求を提示し、相手に断られたら、要求のハードルを下げて提示する方法です。
たとえば、後輩に「会議の書類を3日以内にそろえてほしい」と頼んでみます。難しい顔をされたら、「1週間あればどう?」と、妥協案を提示します。
すると、はじめから「1週間で」と頼むよりも、相手が要求をのんでくれる可能性が高くなります。「最初の条件よりはマシ」だと感じるうえ、「相手が譲歩してくれたので、自分も譲歩しなくては」という心理が働くためです。
同様に、OKされやすい頼み方として、「理由を添える」という方法があります。「このデータを入力して」と頼むより、「このデータが必要だから、すぐに入力して」と言う方が、承認されやすくなります。
これは「カチッサー効果」とよばれる理論です。理由は、ほとんど意味がないものでもいいです。
たとえば…
①先にコピーをとらせてください
②急いでいるので、先にコピーをとらせてください
③コピーをとらなければいけないので、先にコピーさせてください
以上の3つの頼み方のそれぞれのOKされた割合は①60%②94%③93%となりました。
要は、理由づけされていることが重要なのです。
ちなみに、この頼み方は恋愛にも応用できます。
たとえば、気になる人を誘うときも「話がしたいから」「おいしい店を見つけたから」など、簡単な理由を添えると、相手の警戒心が和らぎます。理由は、誘いの内容に関連し、かつ気になる人にとって興味のあるプラスの言葉がベストです。
さて、いかがでしたでしょうか。
それでは、皆様ごきげんよう!