『ダイエットで挫折してばかりの人』について
みなさま、お疲れ様です。
カウンセラー鑑定士の諒です。
コロナの感染者数は全国的に一気に低下し、終息にだんだんと近づいてきている様子の今日このごろでも油断できないですが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今日は『ダイエットで挫折してばかりの人』についてご紹介します。
太っている人や、食べ過ぎてしまう人ほど、「外発反応性」が高いと言われています。
これは、外からの情報に欲求が左右されやすい、まわりに影響を受けやすいということです。
ホテルバイキングで食べ過ぎたり、お菓子のCMを見ると欲しくなったりする、いわゆる流されやすいタイプは、外発反応性が高い人です。食べ物に限らず、テレビショッピングにハマりやすい人も同様です。
さらにもうひとつ、食べ過ぎ傾向の人に当てはまりがちなのが、「報酬不全症候群」です。「報酬不全症候群」とは報酬を手にしても、どこか満たされない感覚がある状態をあらわす言葉です。「報酬」にあたるものは、食べ物、金銭、異性、社会的地位など、さまざまです。
あなたは、①殻つきのピーナッツと、②すぐ食べられるピーナッツなら、どちらを選びますか?もしくは、①自炊するほうですか? ②コンビニ弁当など、手軽なものですませるほうですか?
どちらの質問も、②を選んだ人は要注意です。遺伝学者カミングスの行った実験によると、簡単に食べられるものを好む人は太りやすいことがわかっています。
このように「報酬」への快感が薄くなり、結果的に過食や依存に走ってしまう状態を、彼は「報酬不全症候群」と呼びました。
そして、簡単に食べ物が手に入る現代において、4人に1人が報酬不全症候群の状態にあると言われています。簡単に手に入るがゆえ、満足感に乏しく、たくさん食べないと満たされないのです。
ただ人は、何かを得るときに、苦労すればするほど満足感が高くなるようにできています。労力を惜しまず、食べるまでの過程を楽しめる人は、太りにくいのです。
つまりは「よく噛む」という行為が食べるのに苦労する過程とも言え、噛むことによって脳内の満腹中枢が刺激され、少量でも満腹感を得られやすくなり、食べ過ぎを防ぐことができます。
さて、いかがでしたでしょうか。
それでは、皆様ごきげんよ~!