『身体像境界』について
皆様、お疲れ様です。
カウンセラー鑑定士の諒です。
ゴールデンウィークも終わり、もう初夏を感じさせる暑さとなってきている今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今日も日常で役立ちそうな心理効果についてご紹介していきます。
『身体像境界』
今、あなたの目の前には初対面の人が座っています。
最初に出会った時から、顔の印象より、身に着けているド派手な原色の服装につい目が行ってしまうような人物です。「はじめが肝心」とばかり、きっちり見極めてしまおうと思いますが、さて、この人はどんな性格の持ち主でしょうか。
①自己主張が強く頑固者
②寂しがり屋で対人不安がある
今回の場合、『身体像境界』の考え方からいくと②です。
身体像境界とは心理学では自分の身体について感じているイメージを「身体像」と呼び、身体像と外界との境目のことを「身体像境界」と言います。
服装とは、いわゆる鎧(よろい)のようなもので自分を外部から身を守る働きもあり、その人が着る服にはその人の性格や気分の影響が出ると考えられています。
派手な服を身に着けている人は、一見すると「目立ちたがり屋」という印象を受けます。ところが、心理学の観点では、派手なファッションの人は、不安感や自信のなさを解消するために派手さを身にまとっていると解釈できます。
着ている服がイマイチだとどこか堂々とふるまえず、ピシッと決まったスーツ姿だとなぜか行動にも自信が出てくるという経験は誰もがお持ちではないでしょうか。
①の自己主張が強い頑固者タイプは、意外にも黒系などの落ち着いたファッションを好む傾向にあります。
さて、いかがでしたでしょうか。
それでは、ごきげんよ~!