『似ている人を好きになること』について
みなさま、お疲れ様です。
カウンセラー鑑定士の諒です。
もう5月も終わりの時期となり、今年はかなり遅くなったと言われている梅雨の時期に入ったようですが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今日は『似ている人を好きになること』についてご紹介します。
実のところ「人間関係とは、似ていることで親しくなり、違うことで深まる関係である」と言われています。
誰かと親しくなるには、「類似性」と「相補性(そうほせい)」というふたつの原理が働きます。類似性は似ていること、相補性は正反対であることです。
このうち、付き合い始めの段階でカギとなるのは類似性です。
恋愛に限らず、共通点を発見したことで相手との距離がぐっと縮まった経験は誰にでもあるはずです。似た者同士であれば、いっしょにいてもリラックスでき、話もはずむでしょう。
一方、関係が深まるにつれて大切になってくるのが、相補性です。自分にはない相手の魅力を発見することで付き合いが深まり、ふたりの世界が広がります。さらに、結婚相手にまでなると、お互いの欠点を補い合えるような相補性が、共同生活をするうえでのカギとなるでしょう。
また、パートナー選びでは、お互いに「釣り合っている」と感じられるかどうかも重要です。
「マッチング仮説」によると、私たちは身体的魅力が自分と近い人をパートナーに選ぶ傾向があるようです。あまりにも魅力的な相手を前にすると、無意識に引け目を感じて拒否してしまうようです。もちろん、何らかの出来事がキッカケで引け目を感じなくなったりすれば自分と身体的魅力が近くなくてもパートナーに選ぶことができるようになります。
もちろん、容姿に限りません。
お互いに居心地よくいるためには、自己評価、価値観の度合いがよく似た相手であることが大切なのです。
繰り返すようですが、初対面ではやはり「類似性」を強調したほうがいいです。
初対面の相手と早く打ち解けるには、まずは相手に合わせるほうが得策と思われます。
「相補性」は、関係ができてから見せる方が、受け入れてもらいやすいでしょう。
さて、いかがでしたでしょうか。
それでは、ぴかれすくでお待ちしております。