『頼みごと、交渉に役立つ説得法』について2
みなさま、お疲れ様です。
カウンセラー鑑定士の諒です。
まだまだコロナの猛威は衰えを知らない今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今日も続編として、あなたの運命を切り開くキッカケとなる行動の1つである『頼みごと・交渉に役立つ説得法』について色々とご紹介していきます。
『イーブン・ア・ペニー・テクニック』
心理的ハードルを極端に下げて相手に依頼することを「イーブン・ア・ペニー・テクニック」といいます。
「弊社の商品をおすすめさせてください」と伝えるのではなく、「弊社の商品について、1分だけお話させてください」と言ったほうが、話を聞いてくれる人が増えます。そして、たいていは1分以上たってもイヤな顔をされません。営業でよく使われる心理テクニックです。
『片面提示』と『両面提示』
メリットだけを強調することを「片面提示」、メリットとデメリットの両方を伝えることを「両面提示」といいます。
相手が対象とする事柄についての知識をあまりもっていない場合、片面提示が効果的ですが、あとでデメリットを知ると、それがクレームにつながることもあります。一般的には、両面提示にしたほうが相手から信頼されるため、説得効果が高くなります。
「片面提示」の事例
「この掃除機は吸引力が強みです!」
「両面提示」の事例
「この掃除機は吸引力はすごいですが、大きな音がします。」
「この掃除機は大きな音がしますが、吸引力はすごいです!」
ただ場面によっては、デメリットとメリットどちらを先に言ったほうが効果的なのかを考える必要はあります。
『ザッツ・ノット・オール・テクニック』
「おまけ商法」ともよばれる「ザッツ・ノット・オール・テクニック」です。
おまけをつけることで、心理的な「お得感」を演出します。おまけは、あとから紹介するほうが効果的です。テレビショッピングや実演販売などでよく使われる手法です。
(事例)
「このバッグをお買い上げの方には、ポーチもカードケースもおつけします!」
『ランチョン・テクニック』
飲食をしながら相手と交渉する手法が「ランチョン・テクニック」です。
美味しい食事や楽しい時間は、話の内容をポジティブに受け止めさせる効果があります。政治家や営業マンなど、交渉ごとがカギとなる職業の人は、会食の機会を大切にしているものです。
さて、いかがでしたでしょうか。
それでは、皆様ごきげんよう!