『好かれる人になるには』について
皆様、お疲れ様です。
カウンセラー鑑定士の諒です。
2月に入り、さらなる寒さが到来している今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今日は『好かれる人になるには』ということをご紹介していきます。
心理学では、ある人の存在や価値を認めるための言動や働きなどの人から人への行為全般のことを「ストローク」と言います。このうち、「ほめる」「なでる」「笑顔を向ける」など、ポジティブな言葉や行為を「プラス」のストローク、「けなす」「怒る」「たたく」など、相手の気持ちをネガティブにさせる行為を「マイナス」のストロークと言います。
また、ストロークは「無条件」と「条件つき」に分けることもできます。
「あなたがいるだけで幸せ」「あなたのすべてが好き」というような、いっさいの条件のないものが、無条件のプラスのストロークです。「仕事ができるあなたが好き」などは、条件つきのプラスのストロークです。
人は、安らぎを与えてくれる相手を好きになり、いっしょにいたいと思うものです。こうした人は、相手に「無条件のプラスのストローク」を投げかけることができる人です。
存在自体を肯定されることは、何よりもうれしいことでしょう。
しかし、これは簡単にはできません。自分自身に余裕がなければ、他人を包み込むことなど至難(しなん)の業(わざ)です。
少なくとも、大切な人に「条件つき」のプラスのストロークばかりを与えていないか、一度振り返ってみてください。
特に言うことを聞かないお子さんに対して、親は条件付きストロークをふるまいがちですが、「生まれてきてくれて、ありがとう」「元気でいるだけでうれしいよ」などの無条件のストロークである言葉をかけながら親がお子さんをハグをするだけでもお子さんにとっては、嬉しくなり、言うことを聞く傾向がでてくると言われています。
一方、マイナスのストロークと言われているのが、無条件の場合が例えば、「あんたなんかサイテー」「とにかくイヤ!」など人格否定的な言葉、条件つきの場合が例えば、「遅刻するなんてだらしない」「買ってくれなきゃ嫌い!」など何らかの理由で嫌ったりする言葉です。
また、要注意事項として、「私のどこが好き?」と相手に聞くことは、別れのリスクを高めます。これは「好き」という気持ちにわざわざ「条件」をつけさせる行為です。
たとえば、経営者を夫に持つ専業主婦がいます。今のコロナウィルスの流行の影響により経営がうまくいかなくなり経営者である夫がいきなり借金を背負い、生活が苦しくなると専業主婦である奥さんはすぐに離婚を考えるようになるケースが多いと聞きます。
その専業主婦の気持ちもわからなくはないですが、明らかに経営者の夫との結婚において「一般的な男性よりお金を稼いでいる」という「条件」を重視していると言えます。
「なにがあっても夫の味方」など無条件のことを重視して奥さんが結婚してたとしたら、たとえ経営者である夫が窮地に立たされたとしても、「私も生活費のお金を稼ぐために働きに出よう」など、なにかしら協力しようと思い、離婚をすぐに考えようとしないはずです。
そして、実は最もつらいのは、ストロークがないことです。
ストロークは「心の栄養」とも言われています。
人間にとって、「孤独」や「無視」されるなど、ストロークがないことは何よりつらいものです。このようなとき、私たちは注目されるためにマイナスのストロークでもいいので得たくなります。要は「質(たち)の悪いかまってちゃん」になってしまいます。
好きな子をいじめるなどは、このような例の一つとも考えられます。
さて、いかがでしたでしょうか。
それでは、ごきげんよ~!