『ピグマリオン効果』について
みなさま、お疲れ様です。
カウンセラー鑑定士の諒です。
もう、4月も終わりの時期となり、ゴールデンウィークが近づいてきている今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今日も日常で役立ちそうな心理効果をご紹介していきます。
『ピグマリオン効果』について
ある部署の主任を任されているあなたには部下がいます。
ところが、この部下は特に不真面目というわけではないのですが、どうにもやる気が感じられません。自分の部署で結果を出して社内評価アップを目指すあなたとしては、何とかこの部下の業績を上げさせたいところです。
そのためには、どちらのやり方をとるべきだと思いますか?
①とにかくやる気を出すよう叱咤(しった)する
②たびたび、ほめるようにする
③一度突き放してみる
「ピグマリオン効果」から考えると②です。
「ピグマリオン効果」とは人は他者に期待されるほどやる気が引き出されて、期待された通りの成果を出す傾向があるという説のことを言います。
アメリカの教育心理学者ローゼンタールにより提唱されました。
人は誰しもほめられると嬉しくなります。最初は「お世辞でしょ」ととらえても、ほめられ続けると「自分は期待されているんだ」と考え、その期待に応えようとする心理がわき起こります。
すると、以前より仕事に積極的に取り組むようになり、その結果、成績アップにつながるというわけです。ほめる際は相手をよく観察して、「君の提案はあの点がよかった」「プレゼンの仕方がうまいな」と具体的にしてあげるとより効果的です。
ただ、なんでもかんでも無理にほめる必要はありません。
そして、下手にほめすぎると逆に図に乗ってしまい、失敗行動を平気で行ってしまうという危険性も伴うので、ほめようとする人の人間性を見極めてから行うほうがいいでしょう。
さて、いかがでしたでしょうか。
それでは、ぴかれすくでお待ちしております。