『ハロー効果』
みなさま、お疲れ様です。
カウンセラー鑑定士の諒です。
夏真っ盛りですが、雨も意外と多いこの7月も、もう半ばを過ぎてしまった今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今日も日常で役立ちそうな心理効果についてご紹介していきます。
『ハロー効果』
一流大学出身のA君は、外見にはこだわりはなくいつもヨレヨレのスーツを着ています。
一方、B君は三流大学出身ですが、いつもピシッと清潔なスーツ姿です。
二人はそれぞれライバル会社に属し、今回、どちらにとっても新規の顧客先でプレゼンをすることになりました。提案の内容はほぼ互角とすると、プレゼンに勝ちやすいのはどちらでしょう?
①A君が勝つ
②B君が勝つ
「ハロー効果」からいくと、②の身なりのよいB君が選ばれそうです。
「服装がきちんとしているから仕事もできるはず」というように、人は外観や容姿、服装などの目につきやすい特徴だけで、人間の評価を決めつけてしまう傾向にあります。
ただ、実際のところ、服装がきちんとしている人はやはり仕事もできる人がほとんどです。
しかし、もし顧客先の担当者がA君が一流大学出身であると後から知ったとします。
すると今度はA君に対して「優秀な大学出身の人は仕事に忙しすぎて服装に気を遣う時間がないのかも…」とよい印象に考えることがあり、プレゼンの結果も変わる可能性が考えられます。
ハロー効果とは、ある対象を評価する際、目立った特徴にひきずられ他の特徴についての評価が変わることです。見た目が代表格ですが、地位や肩書きなどにより、実際以上にその人に対する評価が高くなってしまうことは、現実社会のさまざまな場所で散見されます。
この効果をうまく自己アピールに活用できればいいのですが、うまく活用しないと、後の評価が逆にかなり下がる場合もあるので注意が必要です。
要注意の代表例として皆様もご存知の「親の七光り」による評価のされ方があります。
さて、いかがでしたでしょうか。
それでは、ぴかれすくでお待ちしております。