『ささいなことで傷つく人』について
みなさま、お疲れ様です。
カウンセラー鑑定士の諒です。
8月ももう、半ばとなりましたが、まだまだコロナの猛威が収まらない中、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今日は『ささいなことで傷つく人』についてご紹介していきます。
ちょっとしたことでショックを受けたり、傷ついた気持ちを長く引きずったりしてしまう人は、自己評価が低い傾向にあると言えます。
自己評価というのは、文字どおり自分で自分を評価することです。
自己評価が高ければ、何事にも自信をもって積極的に取り組めますが、自己評価が低い人は、物事に消極的になりがちです。
人生を楽しむためにも、自己評価は高いほうがいいでしょう。
また、自己評価の高い人は自分をよく評価する人を好み、自己評価の低い人は自分を悪く評価する人を好む傾向もあります。これは「認知的斉合性(にんちてきせいごうせい)理論」とよばれる理論です。つまり、自己評価が低い人は、ほめ言葉を素直に喜べなかったり、自分を悪く言う人に対して安心感を覚えたりするということです。これでは「自分はダメだ」という気持ちがどんどん強まる可能性もあります。
自己評価が低い人の特徴は主に4つあります。
A=男性B=女性
①自分を悪く言われると安心する。
A「キミって、すばらしいね」B「本当の私を知らないんだ…」
A「キミって、ダメだね」B「私のこと、わかってくれてる…」
②物事に消極的。
素敵な男性に出会ったり、入りたい会社、やりたいことがあったとしても、「私には無理…」とすぐに諦めようとしてします。
③嫉妬心をもちやすい。
恋愛では、相手が自分をずっと好きでいてくれると思いにくく、嫉妬しやすい。
B「ねえ、あの子とよく話してるけど、私のこと嫌いになった?」
A「いきなり、なにを言い出すの?」
④まわりの顔色をうかがいすぎる。
誰かひとりによくない反応をされただけで、みんなから嫌われたように感じることも。
このスパイラルから抜け出すには、ほめ言葉を素直に喜ぶなど、ほんの少しずつでも、物事をプラスに受け止める努力をすることが大切です。
そして、このプラスに受け止める努力を自然にできるようになる方法として、趣味や特技などを身に付けるという方法があります。ここで取り組む趣味や特技は、絵を描くことや楽器演奏、テニスなど身につく技術的なモノの方がいいです。このような趣味や特技に取り組むことは「小さな成功」を積み重ねることとなり、自分に自信がつくことにつながります。自分に自信がつくと、自然と物事をプラスに受け止められるようになってきます。
また、自己評価が低い傾向のある人に対しては、最初のアプローチとして何度も繰り返し、相手に関するいいところ、つまり「プラスの情報」を伝えましょう。そして、色々とアプローチしても自己評価が低い傾向が続くようなら、その人の生育歴に自己評価が低くなるキッカケがあった可能性が高いので、時間はかかりますが、その人の生育歴を探っていく必要が出てきます。
さて、いかがでしたでしょうか。
それでは、皆様ごきげんよう!