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『心理的リアクタンス』について

みなさま、お疲れ様です。 カウンセラー鑑定士の諒です。     もう2月も終わりの時期となってきた今日このごろですが、いかがおすごしでしょうか。     さて、今日も日常で役立ちそうな心理効果・行動をご紹介していきます。     『心理的リアクタンス』について     プロ野球で、優秀な監督やコーチといわれる人は、人間心理の機微に通じていることが多いです。人間心理の特性を知っているかいないかで、選手の動かし方が違ってくることはもちろんのこと、勝負の行方まで左右することもあります。 たとえば、二死満塁で相手チームの4番打者を迎えた場合、ベンチはタイムをとり、ピッチングコーチがマウンドに歩み寄ります。そして、ピッチャーに注意事項を伝えます。 「いいか、ここで一発でかいのを打たれたら逆転負けだ。内角には絶対に投げるなよ」 しかし、優秀なピッチングコーチは、そう言いません。 「外角一辺倒でいけ!外角にさえ投げておけばいい」 と言うのです。そこには、人間心理の微妙な特性がからんできます。 「内角に投げるな」と「外角でいけ」は、ほぼ同じ意味です。2人のコーチは同じ意味を伝えています。それなのに、なぜ「内角に投げるな」というコーチは凡庸ぼんようで、「外角でいけ」というコーチは優秀なのでしょうか。 おそらく、皆様も経験はあると思いますが、人は、何かを禁止されると、それをやってみたいという思いに駆られる、あるいは無意識のうちに禁止されている方向へ向かってしまうという、やっかいな心理特性を持っています。これを「心理的リアクタンス」といいます。 たとえば、葬式で笑ってはいけないと強く思うと、笑いが込み上げてきて止まらなくなってしまったり、「見てはいけない」と言われると、よけいに見たい衝動がつのってくることはよくあります。 つまり、「内角に投げるな」と禁止の指示を与えれば、ピッチャーはよけいに「内角に投げてはいけない」と意識してしまい、内角に失投する確率が高くなります。しかし、「外角でいけ」と言われれば、内角を意識することはないですから、指先が狂って内角に失投する確率は低くなります。もちろん、ピッチャーのコントロールや精神的な強さも関係してくるので、一概にいうことはできないが、内角へ投げるリスクをもっと低減できるのは、「外角でいけ」という指示なのです。 ただ、「~してはいけない」と言ってはいけないということではありません。 「~してはいけない」という言葉は、「人を殺してはいけない」など道徳的な禁止事項には使ってもいいと思います。       さて、いかかでしたでしょうか。   それでは、ぴかれすくでお待ちしております。
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