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『オープン・クエスチョン』について=諒

みなさま、お疲れ様です。   カウンセラー鑑定士の諒です。 11月も終わりに近づき、本格的な冬の気候となってきた今日このごろですが、いかがおすごしでしょうか。   では、今日も日常で役立ちそうな心理効果・行動をご紹介していきます。   『オープン・クエスチョン』について   ビジネスの現場ではつねに駆け引きの応酬です。なかなか本音を聞けずに、どっちつかずの態度で問題を先送りにするなんてことも日常茶飯事です。 そんな相手から、ポロッと本音を聞き出す上手なテクニックはあるのでしょうか。 相手の本音を引き出そうとする際には、「右か左か、どっちなんだ?」と迫るやり方がいいと思うでしょうけれど、実は、これでは相手は本音をもらしたりは、あまりしません。 この尋ね方は「クローズド・クエスチョン」と呼ばれる質問方法で、イエスかノーのどちらかの答えを迫る、答えの範囲を限定してしまう質問方法です。イエスとノーで答えやすい場合もありますが、さきほどの例でいうと「右か左か?」と聞いたとき、本音としては他の上や下などがある可能性も出てくるので、的外れな質問となり答えにくいからです。それ以外の答えもある場合、的外れな質問となってしまうので、尋ねられても困るときがあります。 ただ、有効な使い方として、デートに誘うときがあります。 例えば「映画に行くか、遊園地に行くか、どちらがいいかな?」という聞き方です。これは、デートに行く前提の質問となるので、デートに初めて誘う異性に対しては使える聞き方です。 したがって、本音を聞き出そうと思うなら、「オープン・クエスチョン」で尋ねたほうがいいです。 例えば、「どうやらまだ結論が出ていないようですが、御社の社内の意見としてはどんな案件なのでしょうか?」とか「この件に関しての、ご自身のお考えはどうなんでしょう?」といったように、答え方の範囲を広げて、やんわりと含みを持たせた聞き方をしてみるのです。 相手の本音や苦しい胸の内を聞き出したいというときには、迷わずこの「オープン・クエスチョン」を使ってみましょう。言葉の端々に本音見え隠れすることだって考えられます。   「オープン・クエスチョン」「クローズド・クエスチョン」を場面に応じて、うまく使い分けてみるようにしましょう。       さて、いかがでしたでしょうか。   それでは、ぴかれすくでお待ちしております。
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