『相手から過剰に束縛されること』について

みなさま、お疲れ様です。

カウンセラー鑑定士の諒です。

 

もうすっかり過ごしやすい春の陽気の今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか。

 

さて、今日は『相手から過剰に束縛されること』についてご紹介していきます。

 

 

たとえば、「他の女性と話さないで欲しい」「1日1回必ず電話してほしい」など、独占欲がかなり強く、恋人を束縛しないと安心できない人が世の中にはいます。

他の相手を束縛する行為としてあるのは、常に一緒にいたがる、「明日誰とどこに行く予定で、何時の電車に乗って…」などかなり細かい行動まで常に知りたがる、周囲から孤立させたがる、自分の思い通りにしないとすぐに怒るなどがあります。

恋人や結婚後のパートナーを束縛してしまうのは、不安や嫉妬(しっと)と同じ心理、つまり自己評価の低さが原因となっています。つまり自己評価が低いと「自分は愛される存在」だという意識が芽生えにくいと言えます。なので、恋人を束縛することで、相手の愛情の深さと自分の価値を試そうとし、またライバルを少なくしようとします。恋人がそばにおらず、何をしているか分からない状態では、「他に好きな人ができてしまうのでは?」と、強い不安を感じずにはいられないのです。

こうしたタイプの人は、過去に恋人に浮気されたり、ひどい別れ方をしたりなど、大きく傷ついた経験、つまりトラウマを持っている場合もあります。また、幼少期に両親の愛情を十分に受けられず、家庭に不信感を持ったまま大人になっているケースも見られます。「自分は誰かに愛される存在」という自信がなかなか持てないのです。

束縛をやめてほしい場合は以下の手順を踏むと束縛を徐々にやめていく傾向になっていきます。

まず、聞き出しにくいとは思いますが、うまく相手の過去のトラウマなどの体験の話に耳を傾け、「それで愛される自信が持てないんだね」や「いろいろと傷ついて苦労してきたんだね」などと相手に対して言葉にして理解を示します。そして愛される自信が持てないことに理解を示した上で、束縛してくる相手の魅力や特技、得意分野、好きなところに対して関心を示し、「すごいね」などと言葉にしたり一緒に体験するなどの行動にすることで「愛される自信」を高めてあげることが大切です。繰り返し伝えることで、束縛の気持ちも少しずつ収まってくることが多いです。

なので、よくある「束縛しないで!」「私のことが信じられないわけ?」などと束縛してくる相手に対して怒るのは実は逆効果です。

ただ、性格上、束縛をやめてもらえるように上記にある働きかけを試みたとしても、どうしてもやめてもらうことが無理な場合もあるのでそこの見極めも大切です。そうなると残念ですが、お別れの選択も視野に入れなければなりません。

 

行きすぎた束縛、つまりさらにエスカレートして独占欲が強くなりすぎると暴力や嫌がらせで相手を屈服(くっぷく)させる「DV」や「ストーカー」に発展する危険性もあります。

そして発展すると、山道で正規の登山道からとある所で逸(そ)れて道に迷ってとんでもない場所に行ってしまいもう戻ってこれないような修正しにくい手に負えない状態となってしまうため、早めの気づきと対策が必要かと思われますのでどうぞ、ご注意ください。

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

 

 

それでは、ぴかれすくでお待ちしております。