『急に気持ちが冷めてしまうこと』について

皆さま、お疲れ様です。

カウンセラー鑑定士の諒です。

 

 

 

現在も、コロナウィルスの感染拡大による緊急事態宣言の影響により、いろいろと不便な生活を強いられている今日このごろですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

さて、今日は『急に気持ちが冷めてしまうこと』についてご紹介していきます。

 

現在、皮肉なことに「コロナ離婚」などという言葉が流行っていたりします。

コロナウィルスの影響により夫婦二人が家にいることが長くなったことで起きる現象となっています。

今回、ご紹介することが、男女二人が一緒に住むと心理的にどういうことが起こるのかにもかかわってきますので、ぜひ、ご参考にしてみてください。

 

恋心とは不思議なもので、ささいなことで、急に思いが冷めてしまうことがあります。熱烈な片思いをしてようやく成就したのに、付き合ったとたんに相手を嫌いになる人もいます。

その要因のひとつが「極度の理想化」といわれるものです。

多くの恋愛では、「付き合う前に相手を好きでいる期間」があります。その期間、想像の中で相手を理想化しすぎると、実際に付き合ってみて「思っていたのと違う」という状態に陥りやすくなります。

また、女性に多いのが「認知のゆがみ」によって急に冷めるパターンです。

「認知のゆがみ」とは、たとえば一部の出来事から「すべて」に思考を広げてしまう考え方のことです。ひとつの出来事を拡大解釈して、「いつもそうだ」「絶対こうだ」と、極端な捉(とら)え方をする人は、ささいなことで気持ちが冷めやすい傾向にあります。

たとえば、「この髪型にあうかな?」と彼氏が彼女に聞いてきたときに、彼女がすぐに「この男、絶対にナルシスト!」と心の中で思ったりするなどです。

好きだからこそ、ちょっとした意見の食い違いすら我慢できないことはよくあります。

“かわいさ余って憎さ百倍”状態になることを「カタストロフィー理論」といいます。

愛が深いほど、それが憎しみに変わる可能性も秘めているということです。

ただ、付き合う男女は、もとは赤の他人同士なので、育ってきた環境も違うわけですし、必ずしも考え方がすべてピッタリと一致するというのは、正直あり得ません。愛の深さが憎しみに変わりそうなときは一度、自分で自分の心の持ち方を見直してみる必要もありそうに思います。その愛の深さが自己都合のみに陥っていないか、などです。愛の深さとは相手を「許す」度量のことだと私は思います。

なので恋を長続きさせたり、夫婦の関係性を長続きさせるために必要な要素として、「関係はふたりでつくっていくもの」、つまり具体的にいうと、許しすぎてもダメですが、「許し」の度量をお互いに広げつつ適度な補完的関係性をつくっていこうとする意識を持つことが大切だと思います。

 

ただ、仕事や生活などで強いストレスを受けると、「認知のゆがみ」が起きやすくなります。

「いつもダメ」「みんなに嫌われている」「絶対に失敗する」などのマイナス思考に陥りがちの人は「心の疲れ」のサインと思われますので、ストレス解消方法や安心感を与える方法を考えてみる必要性はありそうです。

 

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

 

それでは、頑張ってコロナを乗り切っていきましょう。