『なぜ、怒ってしまうのか』について

みなさま、お疲れ様です。   

カウンセラー鑑定士の諒です。     

 

もう11月も中旬となり、寒さも一層、増してきた今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

さて、今日は『なぜ怒ってしまうのか』ということについてご紹介します。

 

怒りには、原因となる感情が隠れています。

自分では意識していない場合でも、「出来事→ある感情→怒り」のように、何らかの感情が先にわいているのです。

なぜ、怒りがわいてくるのかというと、自分の期待どおりにならないからです。

相手が待ち合わせに遅れてきて腹が立つのも、「自分は大事にされているはず」「だから約束は守ってくれるはず」「もうすぐ会えるはず」という期待や思いがあればこそです。

それなのに相手がなかなか現れないと、「私は大切にされていないのでは?」「会えなくてさみしい」「いっしょにいる時間が減ってしまう」「もしかして何かあったのでは?」など、不安やさみしさ、落胆、驚きなどの感情がわいてきます。

しかし、こうした感情は不快なものであるため、それらから逃れるために「怒り」に変えてしまいます。

怒りの度合いは、不快な感情の強さ、つまり期待の大きさに比例します。

怒りの根本にあるのは、思いどおりにならなくて「困ったな」という気持ちです。どんなに怒っても、本当の気持ちが伝わるわけではありません。

怒りに隠れた本当の感情(思い)と向き合って、それを素直に伝える方が、相手の心には響くでしょう。

たとえば、待ち合わせに遅れてきた相手に対して、「遅い!」と怒りをぶつけるだけよりも、「どうしてたの?心配したよ」や、「もっと早く来てくれると思ってたのに。」と素直に思っていたことを伝えるほうがいいということです。

また、怒りっぽい人は、まわりに対する期待が大きすぎるのかもしれません。

過剰な期待は、じつは余裕のなさの裏返しです。「~べき」と考えがちな人は要注意です。

 

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

 

それでは、ごきげんよ~!