『ちょっとしたことで嫉妬すること』について

みなさま、お疲れ様です。

カウンセラー鑑定士の諒です。

 

最近は、気候的に暖かくなったり寒くなったりして、三寒四温が続いている季節の変わり目である今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

さて、今日は『ちょっとしたことで嫉妬すること』についてご紹介していきます。

 

嫉妬は相手への愛情の裏返しでもあり、カップルにとって避けることのできない感情です。はじめのうちは「かわいいヤキモチ」と思えても、あまりに続くと、うっとうしく感じてしまうものです。

ただ、ひつこく続いてしまう強い嫉妬というのは、かなりの自信のなさや不安が原因となって起こるものです。自己評価が低く、「自分には愛される価値がない」といった根本的な不安を抱えていると、自分の立場が脅かされることに敏感になります。愛されているという実感がもてるようになれば少しは緩和されますが、幼少期からの思い込みや経験がもとになっていることも多く、不安をぬぐいさるのは簡単ではありません。

また、嫉妬深さの裏には、自分自身の浮気願望や、異性と遊びたいという心理が隠れていることもあります。心の底にある「浮気したい」「ほかの異性とあそびたい」という願望を無意識におさえつけ、その気持ちを相手(恋人)も持っていると勝手に思い込んでしまうのです。その思い込みは心理学用語で「投影」と呼ばれています。その場合、厄介なのが当の本人がその欲求に気づいていないことがほとんどです。

ちなみに、「投影」というのは、自分の欲望や感情を周囲の人のものと見なす心の働きのことをいいます。相手をすぐに疑ったり嫉妬するのは実は「うらやましい」からかもしれません。例えば、人気者を悪く言うときがあります。「アイドルなんて、媚(こ)びてるだけじゃん!」という人は心の中では「私だってチヤホヤされたい」と思っているということがあります。

ただ、「浮気したい」というのは、その気持ちの根本をさらにたどっていくとやはり「自信のなさ」や過去の強く影響を受ける人物を通しての体験(親が不倫していた、元カレに浮気されたなど)の影響があると思われます。

 

それから、嫉妬は恋愛に限ったものではなく、友人や職場の同僚などに対しても起こる感情です。しかし、必ずしもマイナスの感情ではなく、嫉妬から起こる「負けるもんか!」という対抗心を原動力に、意欲が高まることもあります。

現状に満足せず、向上し続けるために、嫉妬は必要な感情とも言えます。

ちなみにですが、アドラー心理学で有名な心理学者であるアルフレッド=アドラーは「劣等感を原動力にする」ことを言っていましたが、劣等感は嫉妬心とも言い換えられそうです。

 

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

 

それでは、ぴかれすくでお待ちしております。