『その時の気分しだいで評価が変わること』について

みなさま、お疲れ様です。

カウンセラー鑑定士の諒です。

 

令和元年となってもう1ヶ月がたとうとする今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

さて、今日は『その時の気分しだいで評価が変わること』についてご紹介します。

 

実は、人は環境や状況に影響されることで生ずる心の状態によって受け止め方が変化します。

相手に対してどのような気持ちを抱くかは、本人の心模様が深く関わっています。

よい気分のときに会った人には好意的な感情を抱きやすく、不快な気分のときに会った人にはイライラしてしまいやすいのです。

なぜなら、人は無意識に自分の感情と一致した情報ばかりを集めようとするためです。

これを心理学では「感情一致効果」といいます。

たとえば、スーパーなどのレジで会計を並んで待っているとき、順番を守らずに自分の前に割って入ってくる人がいたとします。このとき、確かに一瞬イラッとはしますが、性格的にかなり短気な人以外は揉め事を避けようとするため、だまって順番を譲ってしまう人が多いとは思います。そしてレジに並ぶ直前にいいことがあって気分がいい場合、たとえ順番を守らず自分の前に割り込んできても心の中で「許してやろうか」と寛大に思ったりもします。しかし、急いで帰宅しなければならないという状況の影響で焦りの心の状態のときは、いつもは許せるのに、つい割り込んできた人に対して「順番を守ってください」と言ってしまうこともあります。

他には、何か言われて傷ついたり心配事があったりして気持ちがマイナスに傾いていると、周囲のこともマイナスに受け止めやすくなります。特に、ふだんは気にならないようなことが目につくようなら、自分自身に何らかの要因がある可能性が高いでしょう。

逆を言うと、相手から好印象・高評価を得たいときは、相手が快適でいられる空間を用意するのもひとつの方法です。一般的に「相手の機嫌がいいときにお願いをすると良い」と言いますが、まさにその通りなのです。適切な室温、座り心地のよいイスなど、ささいな環境で評価が変わってくるかもしれません。

また、あなた自身が周囲に対してイライラするときには、少し冷静になって自分を見つめ直すことが大切です。つまり、イライラする原因を自身の身体的な要因や改めて過去にあった事情などで他にないのかを探してみるのです。気持ちを切り替えて接してみると、相手を前向きに受け止められるようになることも多いものです。

 

そして、ちょっとした心理テクニックですが、「人に会う前は気分を上げて」というものがあります。

誰かに会う前などは、自分なりに気分が上がること(たとえば、好きな音楽を聴くなど)をしておけば、感情一致効果によって相手をよりよく受け止めることができます。あなたの態度は自然と好意的になるため、相手もよい反応を返してくれるはずです。

 

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

 

それでは、ぴかれすくでお待ちしております。