『長続きするカップルの特徴』について

みなさま、お疲れ様です。   

カウンセラー鑑定士の諒です。

 

もう今月も数日で終わりという年の瀬の時期となってきた今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

さて、今日は『長続きするカップルの特徴』についてご紹介していきます。

 

この特徴は主に7つあります。

 

1つ目は、たまには「ありがとう」と言葉にして相手に表現していることです。

関係が長く続き、親しくなればなるほど、「言葉にしなくてもわかる」と思いがちです。その結果、日々のささいなことに対して感謝の気持ちを伝えなくなってしまいます。夕食を作る、子どもの世話をするなど、当たり前のようにしていることでも、きちんと「ありがとう」と言われると、心が和むものです。感謝の気持ちを伝えあうカップルは、ケンカをしても仲直りしやすいでしょう。つまり「親しき仲にも礼儀あり」です。

 

2つ目は、ドキドキが友情に変わっても幸せを感じられることです。

長く付き合っていると、どうしてもドキドキする気持ちは減っていきます。多くの場合、パートナーに対する気持ちは、時間とともに友情に切り替わっていきます。それを「気持ちが冷めた」と感じるのではなく、自然な現象として受け入れ、幸せを感じられれば、関係が長く続きやすくなります。

もちろん、ただマンネリ化していけばよいというわけではなく、ふたりで旅行に行く、新しいことにふたりで挑戦するなど、生活のなかにふたりに共通する刺激を取り入れることも大切です。

 

3つ目は、パートナーが喜ぶことをして見返りや反応をすぐに求めようとしないことです。

たとえば、料理を作ってあげたとき、「ね、おいしい?」と聞いたり、「好きだよ」という言葉をかけたあとで返事を期待したり、そういうやりとりが楽しい時期もあるでしょう。

しかし、やりすぎは禁物です。パートナーに反応を過度に求めるばかりでは、ゆくゆくはそれが不満の種になったり、相手を疲れされたりしてしまいます。反応や見返りをあまり求めず、相手が喜ぶことをしてあげる姿勢があれば、関係は長く続きやすくなります。

ただ、相手に対して喜ぶことをしてあげてばかりになってくるとギブ&テイクの関係が崩れ、関係性に関しての問題になってくるので、してあげてばかりという期間が長期間続くようなら関係性を見直す必要も出てくる場合があります。

 

4つ目はパートナーに対する話し方、言い方に注意していることです。

パートナーとの付き合いが長くなり、特に同棲などをした場合、時にはパートナーに対して不満を抱えてしまうこともあるでしょう。そして、その不満とは相手を思いどおりにしようと思うからこそ生まれているものでしょう。そして慣れ親しんだパートナーに対しては、つい感情的になった言い方が多くなってしまうことと思います。

パートナーに対して感情的になってしまうとき、まずパートナーが思い通りに動かないのは当然だという認識を持つことが必要です。なぜなら、自分と違う環境で育ってきたからです。

だた、どうしてもパートナーに対して思い通りに動いてもらいたいと思う場面もきっとあるでしょう。そんなときは「あなたが~して!」というのではなく、「以前からわたしが~して欲しいと思っている」「~してくれると嬉しいな」などと言い換えてみてはいかがでしょうか。カウンセリングの世界では前者の言い方を「you(ユー)メッセージ」、後者の言い方を「I〈アイ)メッセージ」と言います。ただ、いざ!という時だけ「I メッセージ」の言い方をしても絶対に相手が思い通りに動いてくれるとは限らないので、やはり、思い通りに動いてくれやすくするためには日頃からの相手への言い方への配慮の積み重ねが大事になってくるとは思います。

 

5つ目はイライラをうまく処理するセルフコントロールが大切であることを自覚していることです。

自分の感情を自分で律することを「セルフコントロール」といいます。

長続きするカップルはセルフコントロールがお互いにうまくできている傾向があります。

ささいなイライラに対していちいち感情的になっていると、ケンカが増えて、関係が悪化しがちになるからです。

たとえば、家でゴロゴロしている男性のパートナーがいたとしましょう。その男性はその日は仕事が休みです。このゴロゴロしている男性を見てほかの事(たとえば生理中など)でイライラしている女性は「ゴロゴロしてないで手伝って!」とつい言ってしまうのではないでしょうか。逆にうまく感情をコントロールできる女性の場合は口には出さず心の中で、「ゴロゴロしないで手伝ってほしいけど、疲れてるのね…」と思う程度で終わらせることでしょう。

ただ、感情のコントロールができるようになるためには、日頃から自分なりのストレス発散法を見つけておくことが必要となります。

 

6つ目はパートナーを「自分より上」だと感じることができるところがあることです。

カナダの心理学者であるマーレーらは、カップルに対して、自分自身とパートナーに点数をつけさせるという調査を行いました。その結果、自分よりもパートナーに高い点数をつける人は、いまの自分に幸せを感じやすいことが分かりました。逆に、パートナーよりも自分に高い点数をつける人は、幸せを感じにくい傾向にあります。

つまり、パートナーに対して尊敬できる点がない、パートナーは自分より下だと感じる人は、不幸を感じやすいということになります。相手のよいところを探し、認めていくことが、幸せな関係を築き、長く続けることにとって非常に大事なことと言えます。

 

7つ目はパートナーが目指す姿を理解し、そうなれるように促す手助けをしていることです。

心理学には、「ミケランジェロ現象」という言葉があります。パートナーが思い描く「こうありたい」という理想像を理解し、その理想像に近づくための行動を引き出していくことで、実際にパートナーが理想像に近づいていくことを意味します。

お互いに相手の理想像に近づけるよう、行動を促して手助けしてあげられるカップルは、円満で長続きすることもわかっています。

ただ、要注意なのが、やはり理想像の内容です。たとえば、「100億円欲しい」「100億円を稼ぎたい」という男性に100億円をあげたり、即効性のある100億円を稼げる手段をすぐに紹介できる女性は実際には、なかなかいないとは思いますが、してあげることでパートナーがだんだんと人間的にダメになっていく手助けはやめたほうがもちろんいいです。

そして、実際にいい人生、生活を送るための理想像に近づいていく手助けの事例として以下のことがあります。たとえば、よくありそうなのが家計の節約を望む男性に対して仕事に行く男性のお昼ご飯として女性がお弁当を作ってあげるなどの手助けです。また常に家の中はキレイな状態にしたいと男性が望んでいれば、女性が家の中の掃除をマメにしておくなどもいいでしょう。さらに独立開業をした旦那さんの事業の手伝いを奥さんがするということもあるでしょう。

理想といっても、理想を抱くパートナーの現状などから考えてあまりにも理想すぎないか、無理してないかなど理想像の内容はよく吟味する必要はあります。

 

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

 

それでは、今回のブログアップが今年最終となります。

今年もご覧になっていただき、誠にありがとうございました。

それでは、皆様、良いお年をお迎えください。